出典元:アーバン ライフ メトロ
毎年恒例となるバレンタインデーの季節がやってきました。
「今年はいったいいくつのチョコレートをもらえるのか……」
【画像】1958年に「バレンタインセール」を始めた人物
いや、そんな幸せを享受できるのはごく限られた人たちです。大多数はひとつももらえず、心のなかで涙を流しながら2月14日が過ぎ去るのを待っていることでしょう(多分)。
今回のバレンタインデーは幸いにも(?)日曜日のため、チョコレートをもらってうれしそうな人や、渡そうとドキドキしている人を目にしなくていられます。よかったよかった。あ、前倒しで金曜日(12日)という可能性もあるのか……
それはそうと、バレンタインデーにはなぜチョコレートを贈るのでしょうか。
チョコレートはもともと中米の先住民が栽培していたもので、大航海時代(15世紀~17世紀前半)にヨーロッパへもたらされました。そして、原料であるカカオの苦みを消すために砂糖を使って消費されるようになりました。
当時は液体でしたが、19世紀にイギリスで固形にする技術が開発されて大量生産が始まると、気軽なお菓子として世界に広まっていきました。
現在ではコンビニで売られている手軽なものから特別な日に贈る高級品まで、日本人にとって最も親しみのあるお菓子のひとつとなりました。
バレンタインデーにチョコレートを渡す風習について、口の悪い人たちはよく「チョコレート会社の陰謀」と言います。しかしその歴史を探ると、もちろん陰謀ではなく販促によって根付いたことがわかります。