
[映画.com ニュース] 人気若手俳優の矢野聖人が映画初主演を果たす「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」が、10月12日から和歌山県で先行公開された後、11月3日より全国公開することが決定し、第1弾ポスタービジュアルがお披露目された。
和歌山県オールロケを敢行した本作は、同県に実在する日本唯一のクジラ博物館「太地町立くじらの博物館」を舞台にした物語。来客の減少に伴い、次々と飼育員が辞めていくなか、純粋にクジラを愛する青年・鯨井太一が飼育員リーダーに任命された。博物館を盛り上げるため、スタッフの手作りによる“くじら夢まつり”の開催を提案する太一。周囲の人々のサポートを受けながら準備を進めていたが、決行直前のある日、“くじら夢まつり”に中止の危機が訪れる。
NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や映画「空飛ぶタイヤ」に出演してきた矢野が、悩み挫けながらもクジラをひたむきに愛する太一を熱演。そのほか、東京の水族館から「太地町立くじらの博物館」にピンチヒッターとしてやって来たヒロイン・白石唯役を武田梨奈、太一を支える学芸員・間柴望美を岡本玲が演じ、近藤芳正、鶴見辰吾が参加。「へこたれない。だって、夢がある。」というコピーが添えられたポスターでは、それぞれのキャラクターに扮した矢野らの姿を“クジラ型”に切りとっている。
メガホンをとったのは、第12回山形国際ムービーフェスティバル2016でグランプリを獲得した「U・F・O Ushimados Fantastic Occurrence うしまどの、ふしぎなできごと」の藤原知之監督。主題歌には、女性アイドルグループ「虹のコンキスタドール」のメンバー・清水理子が歌う「Colorful あなたといた時間」が起用されている。