出典元:ねこのきもち WEB MAGAZINE
多頭飼いや、野良猫が訪れやすい家の飼い主さんを悩ませる猫同士のケンカ。一見ケンカっぱやく見える猫ですが、じつは無駄に致命傷を負わないよう、ルールに沿ってケンカをしているそうです。猫のケンカの実態を、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に教えてもらいました。
【画像】同居猫たちの「ケンカ」模様
1. 縄張りにほかの猫が来たから
ふだんから自分のテリトリーと決めたエリアに、強い尿スプレーや爪をといだ跡などを残し、縄張りを主張する猫。そのエリアにほかの猫が侵入すると、自分の縄張りを守るためにケンカをすることがあります。巡回する範囲が広い野良猫や、メスと比較して縄張り意識が強いオス猫は、このケンカをする傾向が強いといわれています。
2. メス猫を手に入れるため
発情期を迎えたメス猫に誘発されたオス猫は、ふだんより縄張りを広げて行動します。そのため、縄張りやメス猫がかぶったほかのオス猫とケンカをします。