市川染五郎&杉咲花、アニメ声優で向き合ったコンプレックス(映画.com)

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出典元:映画.com

※本インタビューは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により公開延期が発表される前の、2020年3月に敢行されたものになります。

【映像】「サイダーのように言葉が湧き上がる」特報

 音楽を奏でるかのように言葉をつむぐ、言葉で表現する──そんなふうに、歌舞伎界の新星・市川染五郎と、若手実力派女優・杉咲花は、アニメーション映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」で声優を務めた。市川と杉咲が演じるのは、コミュニケーションが苦手な俳句少年の“チェリー”と、コンプレックスを隠すマスク少女“スマイル”。地方都市を舞台に、とあるアクシデントで出会った2人のひと夏のできごとを描く爽やかな青春映画だ。(取材・文/新谷里映、写真/間庭裕基)

 17歳の俳句少年の声を演じたのは市川染五郎。父は十代目松本幸四郎、祖父は二代目松本白鸚、歌舞伎の世界に身を置く染五郎にとって、チェリーという青年との出会いは「新鮮だった」という。初映画、初声優、初主演、3つの初めてを14歳で経験した。

 「僕は(幼少期から歌舞伎の舞台に立っているので)青春らしい青春はないですし、これからもないと思うので、(残念ながら)自分自身の青春とチェリーの青春を重ね合わせるような共感はありませんでした」

 しかし、違うからこそ楽しむことができた。

 「たとえば歌舞伎の台本は、セリフとどこで誰が出ていくのかという情報だけが書いてあるのに対して、映画の台本は、その時キャラクターはどんな気持ちなのかが具体的に書いてある。台本ひとつとっても新鮮でした」

 杉咲は、「思い出のマーニー」「メアリと魔女の花」に続く声優の挑戦となった。演じるのは、コンプレックスを持ちながらも明るくポジティブなヒロイン、スマイルだ。

 「ふだん、生活をしていたら出さないような声を敢えて求められるような技術的な面でも、声だけで伝える難しさを改めて実感しました。ですが今回は市川さんをはじめ、たくさんの共演者のみなさんと一緒に録音をするという経験ができたことが、とても新鮮で楽しかったです」

 出演者それぞれが1人でアフレコするよりも「掛け合いをしたほうが当然クオリティアップに繋がる」というイシグロキョウヘイ監督のこだわりで、一緒に収録する方法をとっている。染五郎も杉咲も、監督が惚れ込んでの抜擢となったが、染五郎は自身の声が「好きではない」と明かす。

 「自分の声は好きではないので、録った声を聞くのは苦痛でした。でも、監督がチェリーの声だと選んでくださったので、キャラクターを作りこむのではなく、監督が『チェリーの声だ』と言ってくださった、そのままの自分の声で演じました」

 杉咲も同様に「役を作り込むという感覚はなかった」そう。

 「スマイルはどんな女の子なのか──初めてキャラクターのイラストを見たとき、目力が強くて凜としている女の子だと感じて。映像でスマイルの姿を見ていると、自分の身体から自然と声が出てくるような感覚がありました」

 杉咲のラジオを聞いた監督が「スマイルってこういうふうに笑うんだろうな」と想像したこともあり、杉咲は「監督の言葉からヒントをもらい、スマイルの笑い声は自分の素に近い感じになっています」と語る。

 「スマイルは陰と陽でいうと陽の印象が強い、明るいキャラクター。なので、ベースとしてポジティブな雰囲気を伝えられるように心がけました。ですが、元気な彼女のなかにもコンプレックスを抱えているからこそのネガティブな側面を丁寧に演じられたらいいなと思っていました」

 人と会話することが苦手で緊張するとうまく声が出なくなるチェリー、矯正中の大きな前歯を隠すために人前では常にマスクをしているスマイル。この映画が魅力的なのは、ボーイミーツガール的な青春映画のなかに、誰もが共感できるコンプレックスが描かれていること。彼らが自分のコンプレックスとどう向き合い、どう成長していくのか、そこに共感して感動が生まれる。

 染五郎自身も「チェリーに限らずスマイルにも言えることですが、(普遍的な葛藤もありつつ)現代の10代をリアルに反映してもいる」と、キャラクターの心情に自分自身を重ねるところもあった。

 そして、今の10代にとっても大人世代にとっても興味のあるアイテムとして登場するのが、俳句やレコードだ。そもそもタイトルでもある「サイダーのように言葉が湧き上がる」という句をはじめ、劇中に登場する句はチェリーと同じ世代の現役高校生たちが考案したもの。また、チェリーの趣味が俳句であることの背景には、日本語ラップの始祖は俳句かもしれない──という説をヒントに、チェリーを表す大事な要素となっている。

 「俳句や詩を読んだり、“言葉”を使って表現することも好き」だという杉咲は、この映画のなかで描かれるカルチャーについて、こう語る。

 「俳句や音楽のカルチャーに詳しいわけではないですが、かつて新しかったものもやがて懐かしいものになって、古いものが一周まわってまた新しいものとして受け取られているような印象があります。そういう意味で、いま個人的には劇中にも出てくるレコードに興味があります」

 染五郎にとって俳句は「祖父がよく詠んでいます」と身近にあるものである一方、レコードは未体験だった。「レコードは聴いたことがなくて、この映画に出てくるレコードの参考にしたというものを監督に見せてもらって、聴くだけではなく、飾ったり、コレクションしたりするのもいいなあと興味が湧きました。レコード、自分でも聴いてみたくなりました」

 17歳の主人公が経験するひと夏の青春を描いた「サイダーのように言葉が湧き上がる」は、10代はもちろん、大人を生きる人たちにも響く、懐かしさと現代らしさが紡がれた映画だ。

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