初単独メモリーズ Vol.17 トム・ブラウン布川「昨日のことのよう」忘れられないハゲ山さとるの言葉(お笑いナタリー)

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出典元:お笑いナタリー

初めてのことに緊張や戸惑いはつきもの。期待に胸を膨らませて臨んだのに、想定外のハプニングに見舞われて大失態を犯してしまうこともある。そんな初々しい経験の中から「初単独ライブ」の記憶を掘り下げる「初単独メモリーズ」。今回は、トム・ブラウン布川が筆を執る。冬の札幌、極寒の地で練習に励み、周囲の温かい協力も得て挑んだ初単独の結果とは?

【画像】トム・ブラウン(他2件)

文 / 布川ひろき

■ コント7漫才1
今年の6月で10回目を数えた僕らの単独ライブ。タイトルは「がちょん十郎」。こんなに何度もやらせてもらえるとは思ってもみませんでした。「がちょん○郎」の○の部分が回数になるのですが、初単独の時は「がちょん太郎」というタイトルでやらせていただきました。理由はコンビ名を「トム・ブラウン」か「がちょん太郎」にしようとしていて、「トム・ブラウン」にしたのですが、「がちょん太郎」もかなり気に入っていたのでタイトルはそれにしようとわりとすぐに決まったのを覚えています。

2009年の1月に札幌で結成して、すぐに東京に出ることにしたのですが、東京でやるにはネタ数が足りないということで、単独ライブをやって上京しようかとハゲ山さとる(みちお、以下省略)と話し合いの末、2月にすぐやることにしました。

僕らは漫才のイメージがあるかと思うのですが、最初の2年くらいは基本的にコントをやっていたので、単独のネタもコント7、漫才1だったと思います。結成当時は僕のほうが何年か先にお笑いをやっていたので、初単独ライブだけは僕が1人でネタを作って、ちゃんと台本にして2週間前くらいにハゲ山さとるに渡しました(今は2人で作っているので台本にしていません)。

月日は流れ、本番前日になり最後の練習のために集まり、本番の流れでネタ練習をしました。するとハゲ山さとるが

1本目「…なんだっけ?」
2本目「…なんだっけ?」
3本目「…なんだっけ?」
4~7本目「…なんだっけ?」
8本目「どーもありがとうございましたぁー!」

…8本中7本全く覚えてきていませんでした。信じられません。さすがにハゲすぎにもほどがあります。その時点で19時を回っていたので24時間を切っています。ですが練習をやめようとしていました。さすがにハゲすぎにもほどがあります。

ヤバすぎるのでどこかで朝まで練習をすることにしたのですが、当時お金がなさすぎたのでカラオケ等に入ることもできなく、冬の札幌なので朝まで外でやるのも不可能で途方に暮れていました。すると当時コミュニティFMでラジオをやらせてもらっていたさっぽろ村ラジオのスタッフさんが「22時頃に生放送は終わるから、それ以降ならずっと使っていいよ」と恵みのお言葉。22時になるまでの3時間くらいだけは外でやり、その後ラジオ局のブースをお借りしてネタ練習をしました。朝日放送「相席食堂」に出た時にも行かせてもらった局で本当に感謝しかありません。

立ちのネタ練習中でも寝るハゲ山さとるが寝ないようにと「ヤスと横澤」の横澤章悟さんと後輩の「ファニーリボン」というコンビが監視のためだけに来てくれて、みんなで朝まで練習をして、その後会場に移動して練習をしてなんとか8ネタできるようになりました。本当に嬉しかったです。

そしていよいよ本番。会場が「札幌BLOCH 」、19時開演 客数約100名。退社したにもかかわらず前説で札幌吉本所属の「カプセルコーポレーション」(※編集部註:正源亜弓と現在はコンビ四天王として活動する卓也がかつて組んでいたコンビ)が前説をしてくれる寛大なる心に頭が下がります。大いに盛り上げてくれて、その流れで僕らの漫才スタート。大歓迎して下さるお客さん。初単独ライブで第一声を発するハゲ山さとる。

ハゲ山「ちんぽ」
布川「え?」

ハゲ山「ちんぽ」
布川「いきなり下ネタかよ!」

ハゲ山「ちんぽ」
布川「気を取り直してネタをやっていきたいと思います!」

ハゲ山「ちんぽ」

前説で盛り上げてくれた空気が全てチャラになりました。信じられません。ハゲすぎにもほどがあります。その後ネタに入ったのですが、ハゲ山さとるがとてもネタを間違えました。袖にハケた後、言ってもしゃあないので「思ったよりウケたな」と声をかけました。

2本目も間違えました。「お客さん笑ってたな」と声をかけました。
3本目も間違えました。「あのコント良いかもな」と声をかけました。
4~7本目も間違えました。「○△□☆○△□☆」となんらかの声をかけました。

そして最後の1本のコント。わりと良い感じで笑っていただき、僕がひとくだりだけ噛みましたが良い空気でネタが終わりました。なんやかんやありましたが、「無事に初単独が終わって良かったなぁ」と袖にハケた瞬間にハゲ山さとるが僕の顔の前10センチくらいのところに顔を近づけてきました。

「今のネタ噛んだでしょ」

ハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲハゲ山さとるぅーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

初単独は12年前ですが、やっぱり昨日のことのように思い出されるものなのですね!! ホゲッ!!

■ 布川ひろき(ヌノカワヒロキ)
1984年1月28日生まれ、北海道出身。高校時代、柔道部の先輩だった相方みちおに出会う。札幌でピン芸人として活動したのち、2009年にみちおとトム・ブラウンを結成。単独ライブは東京やコンビの地元である札幌のほか、長崎や岐阜といったゆかりのない土地でも行っている。「M-1グランプリ2018」での活躍をきっかけに、さまざまなネタ番組やバラエティに出演。オールナイトニッポンPODCASTで「トム・ブラウンのニッポン放送圧縮計画」を配信中。ケイダッシュステージ所属。

□ オールナイトニッポン PODCAST「トム・ブラウンのニッポン放送圧縮計画」
毎週金曜日18時ごろ配信
番組URL:https://podcast.1242.com/show/tom/
聴取アプリ:Apple Podcasts、Spotify、Google Podcastsなど
メールアドレス:tom@allnightnippon.com
ハッシュタグ:#トムブラウンANNP

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