
カラオケのJOYSOUND直営店を展開するスタンダードと、世界的な映像配信企業のNetflixは、JOYSOUND渋谷南口駅前店に「Netflixルーム」を7月10日オープン。Netflix会員なら、カラオケルームに設置されたソニーの最新4K液晶テレビ(KJ-55X9000F)、ドルビーアトモス対応サウンドバー(HT-X9000F)といった機材を活用し、Netflixが配信する番組を迫力の映像とサウンドで視聴できる。カラオケルームでのコラボレーションシアターはNetflix初の試みとなる。
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「Netflix」と大きく書かれた扉を開けると、カラオケルームの中はテーブルにNetflixのロゴが描かれ、壁にはNetflixから配信されている『ロスト・イン・スペース』や『DEVILMAN crybaby』、『レディー・ガガ: Five Foot Two』といった作品のポスターが貼られている。手にしたリモコンを操作し、Netflixのボタンを押して4Kテレビからアクセス。自分のIDでログインすれば、あとは家のネットテレビやパソコン、スマートフォンなどで見ているように、カラオケルームの中でNetflixの番組を視聴できる。
PCやスマートフォンに比べて画面は大きくハイクオリティ。シアター設備がない家に比べて迫力のサウンドで再生される。映画のようにドルビーアトモスのサウンドで作られた海外製のドラマは、まるで映画館で見ているような感覚で楽しめる。Netflixが得意としているアニメーションも、画面の隅々まで絵や動きを堪能できる。
カラオケの利用も可能で、リモコンを操作して入力を切り替え、カラオケが再生される画面に戻って楽しめる。長大なドラマを見ている合間に少し歌ってみる、あるいはアニメを見た後でアニソンを歌って騒ぐといった使い方もできそうだ。「Netflixルーム」の実施機関は2019年7月まで。
カラオケの業界では近年、カラオケだけを楽しむ人の割合が下がり、友達どうしでの会話や持ちこんだDVDの視聴など、カラオケ以外に利用する人が増えているという。JOYSOUND側にとってNetflixとのコラボレーションは、今までにないカラオケルームの利用者層を呼び込む狙いがある。Netflix側にも、すでに会員となっている人に楽しむ場所を与えるとともに、現在は会員ではない人がカラオケルームでNetflixに接し、おもしろさから会員になってさまざまな場所で楽しむようになってもらうという期待がある。