なぜ公式音源ではなく「カービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞したのか?さらば「非公認」~ゲーム音楽アレンジ/リミックスの新時代(IGN JAPAN)

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出典元:IGN JAPAN

『星のカービィスーパーデラックス』のアレンジ楽曲「MetaKnight'sRevenge」が、第64回グラミー賞を受賞したことで話題を呼んでいる。大変おめでたいことであり、さっそくこれを聴いてみたという方も多いと思うが、そのアルバムクレジットにはNintendoやHAL研究所の権利表記が全くないことにお気づきだろうか。
先日の糸田氏による記事でも指摘があったように、ここにはアメリカにおける音楽著作権法の改定が影響している。実はここ数年の間に、海外におけるゲーム音楽アレンジ/リミックスを取り巻く状況は激変しているのだ。音楽サブスクリプション(特にSpotify)を日常的に使っている人ならお気づきだろう。こうした「許諾なしのゲーム音楽アレンジ楽曲」が堂々と、しかも商品として罷り通るようになってきているのだ。その背景で一体何が起きているのか。いい機会なので、その背景について解説しよう。

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Spotifyにおけるゲーム音楽の内訳
Spotifyでゲーム音楽の「サントラ」を検索してみると、圧倒的多数を占めているのは近年のAAAタイトルとインディゲームである。古めのタイトルに出会える機会は少なく、こと80~90年代の音源に関しては、比較的有名な一握りのタイトルが目につく程度。それなりの数を配信しているのはコナミ、スクエニ、セガ、タイトーほか数社くらいで、全体から見れば僅少となっている。
だが「サントラ」ではなく「アレンジ/リミックス」となると状況は正反対だ。80~90年代のゲーム音楽は、それこそ無数に見つかる。たとえば「スーパーマリオ」と検索すれば、優に1000件以上はひっかかる。これらは9割9分、ゲームメーカー非公認のファンメイド(同人)作品である。一昔前であれば「メーカーは黙認してくれるはず」という希望的観測のもと「あくまで趣味の範囲内」という体裁で、ファンコミュニティや動画サイトなどにおいて楽しまれるものだった。それがいまや大手商業配信サイトの一角を堂々と占め、オリジナル版よりはるかに目立つ存在になっているわけである。
録音権と「強制許諾」
このようなファンアレンジ/リミックスの急増には、ちゃんと理由がある。2018年にアメリカの音楽著作権法が大きく刷新されたのだ。同国ではかねてより「配信~サブスクリプション時代に適合する形で音楽著作権法を整備すべし」との声が高まっており、それに応えた格好だ。
具体的にはどういうことか。ここで少しだけ専門的な話をさせてもらいたい。もしあなたが「何かの曲をカバーして同人CDや配信サイトで発表したい」と思ったら、「録音権」の許諾を受ける必要がある。その曲が音楽著作権団体(日本でいえばJASRACなど)に管理されているなら話は簡単で、団体窓口で手続きをし、規定の金額を支払えば、誰でも速やかに許諾が得られる。
いっぽう団体による管理が及んでいない楽曲には、当然ながらこの仕組みは適用されない。そしてゲーム音楽の大半はこちら側である(さまざまな歴史的経緯から、JASRAC等が管理しているのは一部の大手メーカーと著名音楽家の作品にほぼ限られている)。「カービィ」シリーズの楽曲を管理する任天堂もまた、音楽著作権団体に管理を任せていないゲーム会社のひとつである。
こうしたケースではどうすればいいか。逐一メーカーや権利者に直接お伺いを立てて「録音権」の許諾を受けなければいけない(カバーに関して許諾不要を謳っている日本ファルコムのような例外を別にして)。この仕組みだと、無名のアマチュアはほぼ確実に門前払いになってしまう。だからこそ同人~ファンアレンジ文化は、「メーカーは黙認してくれるはず」という希望的観測に則って発展してきた。
Music Modernization Actの成立

ところがアメリカの音楽著作権法は近年、この「お伺い」ベースの許諾システムを全面的に撤廃したのである 。 音楽配信におけるライセンス処理の効率化を重視し、JASRAC的
団体が管理していない楽曲であっても速やかに「録音権」が強制許諾されるように、法整備を行った 。 しかもある程度までなら編曲も容認される(この点はより古い法律に基づく) 。 この新法は2018年10月11日に音楽近代化法(Music Modernization Act、以下MMA)として発効し、2021年1月1日より施行されている 。

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