
週刊少年チャンピオンで相撲マンガ『鮫島、最後の十五日』を連載していた漫画家の佐藤タカヒロさんが7月3日未明に亡くなった。享年41。同日、秋田書店が公式ホームページで発表した。
ホームページでは、少年チャンピオン編集部の名義で佐藤さんの訃報を告げるとともに「編集部一同、先生の画業に敬意と感謝を表すとともに、先生の作品を読み、心を震わせることができたことを幸せに思いながら、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。またご遺族の皆様には心よりお悔やみ申し上げます」と発表された。
佐藤さんの死因について、同編集部はBuzzFeed Newsの取材に対し「プライベートのことなのでお答えはできない」とした。なお葬儀は近親者のみで執り行われている。
佐藤さんは2004年に週刊少年チャンピオンにて柔道マンガ「いっぽん!」を連載。2009年からは力士・鮫島鯉太郎の成長を描いた相撲漫画「バチバチ」をスタートさせ、人気に。現在はその続編となる『鮫島、最後の十五日』を同誌にて連載中だった。
訃報が発表されると、そのあまりに早すぎる死に、SNSではファンから驚きの声が上がった
『鮫島ーー』は小兵力士である主人公・鯉太郎が、ケガで満身創痍の状態で、最後の土俵になるとの覚悟をもって、ひと場所を戦っていく物語。対戦する力士もそれぞれの事情を抱えつつ、土俵の上で2つの力士が生き様をぶつけ合う姿を熱く描いた。
なお現在連載中の『鮫島、最後の十五日』については週刊少年チャンピオン33号掲載分をもって最終回となる。