【「COCOLORS」評論】希望のない世界でネガティブを糧に前に進む“クズ主人公”の成長物語(映画.com)

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■止まらない痒みとフケ

■痒みもニオイも消えた!

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出典元:映画.com

「COCOLORS(コカラス)」という見慣れないタイトルは色(COLOR)と心(COCOLO)を組み合わせた造語で、ポスターには「この灰色の空に『こころ』はあるのだろうか」というキャッチが配されている。神風動画が自主製作した同作の成り立ちや、木版画をモチーフにした特異な絵作りについては特集を参照していただくことにして、本稿では主人公アキに注目して物語を読み解いていきたい。

 地上が灰に覆われ、薄暗い地下で短い命を生きるしかないアキは、主人公らしからぬ“クズ”な言動が目立つ。自分にとって都合のいい弟分的な存在であるフユには嘘をついて見栄をはり、自分に厳しい意見を突きつけるシュウからはすぐ逃げ出そうとする。自分から志望した回収班の仕事もまっとうできず、シュウが拾ってきたガラクタをこっそり分けてもらうだけ。現実から目を背け、不満ばかり口にして能動的に動こうとしない。物語の主人公にはふさわしくないキャラクターだ。

 そんなアキは、命の灯が消えそうなフユの「空の色を見たい」という願いを叶えるべく、勇気を振り絞って地下施設を脱走して地上を目指す。脱走してからも土壇場で何度も逃げ出そうとしながらフユの命がけの説得に背中を押され、そこまでの労力をかけてもきっと何も見えないであろう地上を目指していく。

 ポジティブなことだけが人間を前に推し進める原動力ではなく、ネガティブなことがあるからこそ前に進んでいけるときもある。本作を手がけた横嶋俊久監督は「スタジオに行くの嫌だな」と毎日思いながら映画を作っていたと、アキに自分自身を重ねて笑いながら、へこたれながらも背負わされた重荷とともに人生を歩んでいく姿を描くことが作品のテーマになりうるのではないかと舞台挨拶で話していた。そんな思いが終盤のセリフ、「苦しみも、悲しみも、そして……君が辿った絶望も、すべてはアキ、お前の輪郭になるんだ」というセリフにこめられている。

(五所光太郎)

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