『ブラック・ウィドウ』の劇場&Disney+の同時リリースにより映画館の収益が落ち込み、劇場所有者が激怒(IGN JAPAN)

出典元:IGN JAPAN

NATO(全米劇場所有者協会)が、劇場とDisney+のプレミア アクセスでマーベルの『ブラック・ウィドウ』を同時にリリースするという、ディズニーの決定を批判している。
The Hollywood Reporter(以下THR)によると、NATOが『ブラック・ウィドウ』の“公開2週目における劇場週末収益の見事な崩壊”は、ディズニーによる同日リリースの戦略が原因だと主張している。つまりNATOは『ブラック・ウィドウ』を劇場公開日と同日に自宅で視聴可能にしたこの決定が『ブラック・ウィドウ』の興行成績を損なうことになったと述べている。
先週末に出したプレスリリースの声明でNATOは、「パンデミック時代におけるこの即興的なリリース戦略は、ディズニーと同時リリースモデルにとって成功だったとの主張がありますが、それは劇場の独占公開が映画に関わるすべての利害関係者にとって、より多くの収益を意味することを論証しています」と述べていた。

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MCUのフェーズ4でリリースされる最初の映画として、『ブラック・ウィドウ』は劇場でデビューした最新のマーベル作品だ。新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、同作はアメリカで最大の興行収入を達成し、世界で2億1500万ドル以上の収益を上げている。また、この映画はプレミア アクセスを使用したDisney+で6000万ドル以上のオープニング収益を上げ、世界全体で2億ドルを超えるまでになった。
しかし、次の週末に『ブラック・ウィドウ』は興行収益が2位に落ち、アメリカでは7月16日から18日における週末の収益は総計2630万ドルに。映画の興行収益は67%も減少し、THRは「マーベル作品としては史上最大の落ち込みをみせた一例であり、ディズニーがリリースしたマーベル・シネマティック・ユニバースの映画の中で最悪の落ち込み」だったと伝えている。
『ブラック・ウィドウ』は、レブロン・ジェームズとバッグス・バニー、チューンスクワッドが登場する『スペース・プレイヤーズ』に抜かれ、公開2週目に1位を維持できなかった。米配信サービスHBO Maxでも視聴できる 『スペース・プレイヤーズ』は、1997年に公開された『SPACE JAM/スペース・ジャム』の続編となり、アメリカで3170万ドルの興行収益を叩き出し、さらに海外で2300万ドル、世界全体では5470万ドルの収益を上げている。
NATOは、「ディズニーが、オープニング週末における配信データの公開を限定していることで多くの疑問が沸き上がり、『ブラック・ウィドウ』の残念かつ正常ではない成績が、その答えを早急に出しています。最も重要な答えは、同時リリースはパンデミック時代の産物であり、パンデミックと共に歴史に葬られるべきです」 と主張していた。

またNATOは、「Disney+でリリースされた数分以内にオリジナルと同じ状態のデジタルコピーが可能になったため、『ブラック・ウィドウ』は7月12日までの週で最も急激に収益が落ち込んだ映画だった」とも述べており、著作権侵害によってどれだけの収益が失われるかを懸念していた。さらにNATOは、デジタルコピーが『ブラック・ウィドウ』の興行成績に影響を与えた別の要因であるとも強調していた。
最近、ケヴィン・ファイギはマーベルが“満員になった劇場に座るという観点”ですべての決定を下し、満員の劇場向けに映画を制作していると述べ、劇場体験へのコミットメントについて繰り返し述べていた。 THRによると、ディズニーはパンデミックが終息したら、従来の劇場公開モデルに戻ることを示唆しているという。
『ブラック・ウィドウ』の公開後も、フェーズ4でリリースされる映画が控えている。日本公開については、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が9月3日、『エターナルズ』が11月5日にリリースされ、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は12月に全米公開される予定。続いて『Doctor Strange in the Multiverse of Madness(原題)』が、2022年に最初に公開されるマーベル映画となっている。

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