「人生で観た映画は『プリティ・ウーマン』だけ」「累計400回観てる」 芸人・くまだまさしの噂は本当か?本人に聞いてきた(映画.com)

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出典元:映画.com

きっかけは6月24日放送のテレビ朝日系「アメトーーク!」を観たことだった。平成ノブシコブシ・吉村崇が、ハイテーブルに肘をつきながらこう語った。

映画ファンが選ぶ「何度でも見たい映画ベスト25」 「プリティ・ウーマン」の順位は?

 「みなさん、くまだまさしさんのヤバさをわかってないというか。あの人、映画1本しか観てないんですよ。生涯で。『プリティ・ウーマン』を400回観てるんです」。

 スタジオは大爆笑だったが、僕はテレビの前で凍りついていた。バカな。携帯電話で古今東西の映画が観られる時代に、ここ日本で“人生で1本しか映画を観たことがない”なんてあり得るのか?

 しかも「プリティ・ウーマン」を400回も? 確かにいい映画だが、10回、20回ならともかく400回も観るか、普通? テレビ用の冗談に決まっている。しかし万が一、本当だとしたら……。

 ネットで検索しても、くまだまさし本人がこの件を語っている記事は存在しなかった。ならば自分で取材してこよう。2021年7月某日。吉本興業東京本部の会議室で、私服姿のくまだと対面した。果たして、真相は――。

・「プリティ・ウーマン」作品概要:1990年公開、リチャード・ギア&ジュリア・ロバーツ出演。実業家の男と、ハリウッドの娼婦の一風変わった恋愛を軽妙なタッチで綴ったシンデレラ・ストーリー。

●最初に真相を確かめると…予想外の事実が次々と明らかに

 ――本日はよろしくおねがいします。ノブコブ・吉村さんが、くまださんについて「人生で1本しか映画を観ていない」「『プリティ・ウーマン』を400回観ている」と語っていました。それは本当なのか、だとしたらなぜなのかを伺うために、1時間ほどインタビューの時間をもらっています。

 くまだまさし:1時間!? ちょっと先生! そんなに話すことねえですよ! 5分で終わりますよ。でも、自分でこの話をメディアでするのは今日が初めてだと思います。今まで1回も取材はなかったですから。

 ――単刀直入にお聞きします。噂は本当なのでしょうか?

 噂が本当かと言われれば、「嘘」でございます! 吉村くんにいろんなところで言っていただいていますが、まあ彼もTVショーですから、盛って話してるところもありで(笑)。流石に人生で1本しか観てない、なんてことはないですよ!

 ――(笑)。「営業100万回」などの映画にも出演されているし、ヒュー・ジャックマンやトム・クルーズに突撃取材したこともありますもんね。僕も、人生で1本だけはないだろうな、と思っていました。

 「タイタニック」とかも観ましたよ! でも、確かに観てる映画の数は少ないですね。普通の人の100分の1くらいだと思います。

 ――なんだかちょっとホッとしました(笑)。「プリティ・ウーマン」を400回観ている、というのも嘘なんですよね?

 はい、嘘です。「プリティ・ウーマン」は400回ではなく、少なくとも500か600回は観てます。

 ――いや、増えるんかい。

 もうめちゃくちゃ観てます。しかし正確に数えたわけではなく、「20年以上は観続けていて、10年間で250回は確実に観てる」という体感からの予測です。例えば、人生で映画を観た回数が1000回とするじゃないですか。そのうちの半分から6割は「プリティ・ウーマン」だという自信があります。

 ――なぜ、そんなに同じ映画を観るのでしょうか?

 もちろん好き、というのもありますが、これは僕の性格。とにかく同じことを繰り返したいんです。実は「プリティ・ウーマン」以外にも繰り返し観てる映画があって、「アポロ13」と「ボディガード(1992)」も2作合計で300~400回は観てると思います。それ以外ではたまに、トム・クルーズさんの映画を観ておかなきゃ、みたいなのが入ってくるくらい。

 ――「プリティ・ウーマン」以外にも、「アポロ13」と「ボディガード(1992)」も300~400回は観ている。新たな恐ろしい事実が浮かび上がってきました。

 ちなみに初めて「プリティ・ウーマン」を観たのは20歳のときです。そこから27年間、観続けてます。

 ――最近もずっと観続けているんでしょうか?

 実はこの1年半、ピタッと回数が止まりました。理由のひとつは、コロナ禍で気分が落ち込んでしまったこと。あと、僕がいつも借りに行っていた近所のビデオ屋が潰れてしまった。もうひとつ理由があって、VODサービスには加入してますが、「プリティ・ウーマン」が定額見放題で見当たらなかった。それで、この1年半は観てないんです。

●「いつも借りに行っていた近所のビデオ屋が潰れてしまった」

 ――ちょっと待ってください。今、さらっとすごいこと言ってませんでした? レンタルして観てるんですか? 500回以上も?

 そうです。僕はアナログな人間なので、あまりスマホやパソコンでは映画を観ないんで……。

 ――いや、驚いてるのはそこではなくて。そんなにべらぼうな回数観てるのに、いちいちレンタルしてるんですか? DVDなどを購入しようとは思わなかったんですか?

 あ、そっちか! そっちね。購入はしないですね! 買うという発想がそもそもなかったです。映画=借りるというイメージがついてしまってました。

 ――すみません「当然、購入して観てる」と思い込んでいたもので……。ビデオ屋では「プリティ・ウーマン」だけを借りるんでしょうか?

 僕も芸人をやってるので、いろんな映画を観て勉強したほうが良いと思って、ビデオ屋に行くわけですよ。大体1回につき3本を借ります。

 1本は店おすすめの新作、もう1本はコメディなど勉強になると思う作品。で、最後の1本に「プリティ・ウーマン」を必ず入れます。新作、勉強、「プリティ・ウーマン」。いつもそうやって借りるのが日課になってました。

 それで家に帰りますよね。何から観ようかなと考えますが、いつも最初に手が伸びるのは「プリティ・ウーマン」。これだけを観て、レンタル期間が終わります。

 ――つまり3本借りて、「プリティ・ウーマン」だけを観て、あとの2本は観ないで返す?

 はい。「プリティ・ウーマン」だけ観て、あとの2本は観ないで返します。

 ――面白すぎる。

 たま~に、あとの2本も観るときがあります。その“たまに”に、「アポロ13」と「ボディガード」が入ってたんでしょうね。そこからハマって、繰り返し観るようになったんだと思います。

 ――ほかの2本はなぜ観ないんでしょうか?

 借りに行ってるわけですから、何か新しいものを観たいという意欲はあるわけです。でも借りて、いざ観ようとなると急にトーンダウンする。借りたところで終わりなのかもしれません。結局「プリティ・ウーマン」を観ます。3本借りて、2本を観ないで返す。これを何百回繰り返したかわからないです。

 ――人間、判を押したような生活を繰り返すと不安になるものですが、くまださんは不安を感じたりしませんでしたか?

 僕は逆ですね。毎日同じ行動じゃないと不安になる。今日の取材は「服は私服が良い」と言われたので私服で来ましたが、洋服も実はこれしかないんですよ。同じのを4着持ってます。

 洋服はこれ、映画はこれ、食べ物はこれ。例えばスティーブ・ジョブズも同じ格好しかしないですよね。それと同じです。とにかく僕は冒険しないし、同じことを繰り返す性格なんです。

 ――奥さんやお子さんは、くまださんが「プリティ・ウーマン」を観続けていることを知ってますか? 何か言ってきたりしますか?

 知ってます。でも変には感じていないと思います。というのも、僕は「プリティ・ウーマン」以外にも、例えば寝る前に漫画を読まないと寝られないので、「北斗の拳」「みどりのマキバオー」を読んで寝るというのが何十年も変わってない。

 妻と結婚してからもずっとです。だから妻には「なんで『プリティ・ウーマン』をずっと観てるの?」じゃなくて、それ以外にも本や服や食べ物も飲み物も全部なので、単純に「変な人」と思われています。

●600回も観て、得られたこととは?

 ――ちなみに、初めて観たのは20歳のとき(1992、3年ごろ)だと言ってましたね。きっかけはなんだったのでしょうか?

 当時、僕が好きだった女の子がこの映画が好きだったんです。もっというとジュリア・ロバーツが好きだった。話を合わせるために観たのがきっかけです。

 ――急に素敵な話が出てきました。

 だからそのときは、ジュリア・ロバーツのあのセリフや芝居を覚えようと観てました。その後はリチャード・ギアのかっこよさに憧れ、ハマっていくポイントがだんだん変わりつつ、なんだか観ちゃう、で今にいたります。ただ、ここまで観てると、楽しいと思って観てるのかどうかも、もはやわからなくなってきました。

 ――くまださんが修行僧に見えてきました。

 正直に言いますと、物語や内容は当然覚えてますが、「あそこのあのセリフが良い」とか細かいことはまったく覚えてないんです。ドラえもん芸人や家電芸人とかあるじゃないですか、彼らはすごくドラえもんや家電に詳しくて、第何話のどこがこうで、とエピソードを話せますが、僕はまったくそういうのがないんですよ。

 ――500、600回観てるのに、セリフもなにも覚えていない……?

 なぜなら、ただただ、ぼーっと観てるだけだから。「プリティ・ウーマン」を仕事にしようなんて思ってもなかったので、セリフもシーンも覚えてない。だから、どうしてそんなに観るのかと言われても、よくわからないんですよ。

 ――前世からのカルマか何かなのでしょうか?

 もしかしたらそうかもしれません。それか「プリティ・ウーマン」と僕は、脳の周波数がドンピシャだとか、今の科学ではまだ説明できないレベルで“一致”しちゃってるのかもしれません。

 簡単に言うと、趣味・日課:筋トレ、マラソンみたいなものかも。僕にとっては日課:「プリティ・ウーマン」。かっこよく言うと「プリティ・ウーマン」とともに年齢を重ねてきた。

 でも本当は、ビデオ屋で「プリティ・ウーマン」を借りるとき、「あのときはよかったな」とか懐かしい気分になったりもしないです。ただただ手にとっている。絶対に借りるものだと思っているもの。

 ――朝起きたら歯を磨く、みたいなことですかね。

 そうです。ビデオ屋は「プリティ・ウーマン」を借りるところ。そういうことです。

●1日のどのタイミングで観る? ここにも狂エピソードがひっそりと

 ――だんだん全体像が見えてきました。この1年半はパッタリ観なくなったと言っていましたが、以前はどのくらいのペースで観ていたんですか?

 1週間レンタルできますよね。借りたら、1週間毎日観てました。

 ――1週間毎日……? 1日のどのタイミングで観るんでしょうか?

 深夜12時すぎや1時、家族が寝静まったあとです。1人で観るのが日課でした。

 ――晩酌とかしながら?

 お酒が飲めないので、晩酌とか何もせずに、ただただ観てましたね。

 ――じゃあもう早く寝ればいいのに、どうしても観ちゃうんですね。

 でも「よし、今から観よう!」と意気込む感じでもないんですよ。ただただプレイヤーにセットして、気づいたら再生ボタンを押してる。

 そして再生して1時間だけ観て途中で寝る、ということもないです。再生したら最後まで絶対に観ます。それをこの27年間ずっと繰り返してましたが、この1年半はまったく観てないわけじゃないですか。自分でも「どういうこと?」と思ってます。

 ――そこがまたすごいというか、面白いというか、怖いというか。時間が迫ってきたので、これが最後の質問です。あなたにとって「プリティ・ウーマン」とは?

 めちゃくちゃ好きな映画だし、生活の一部になってたんですよ、たしかに。それでも、人生観が変わったりとか、衝撃を受けたわけじゃないんです。

 例えば、この世から「プリティ・ウーマン」のDVDがなくなるとするじゃないですか。「くまださん大変です! もう一生、観られなくなりました!」と言われても、「ああ、はい。そっすか」って。「ええっ!? マジでか~……」というのもないと思います。すいやせん、好きなんだけどな~……!

●5分どころか1時間半におよんだインタビューが終了 撤収の最中に雑談が始まる

 ――ありがとうございました! いや~、27年間観続けているって本当にすごいというか、恐ろしいというか……。この1年半は観てないということで、仮に25年で500回観てるとした場合、1年あたり20回は「プリティ・ウーマン」を観てるわけですよね。

 はい。う~ん?

 ――7月26日で48歳になるくまださんが80歳まで生きるとして、残り32年×20回=640回は観る計算になります。このペースでいくと、累計1000回の大台は突破できそうですね。

 ちょっと待ってください。少なすぎますね。

 ――はい?

 少なすぎるんですよ、よく考えたら。1年で20回? 絶対にそれ以上は観てるはずです。だって、借りてきたら1週間毎日観てたんですよ?

 ――確かに、そう言われると数字上の違和感はありますね……。では仮に「1週間毎日観る」を毎月1度はしていた、としましょう。となると1年間の鑑賞回数は7回×12カ月=84回。つまり84回×25年間……推定ですが2100回になります。

 そうなりますね。それくらい観てるような気もします。

 ――めちゃくちゃ怖い。

(終わり)

■インタビューまとめ

・「くまだまさしは人生で1本しか映画を観たことがない」は嘘。「タイタニック」「アポロ13」「ボディガード」なども観ている。

・「『プリティ・ウーマン』を400回観ている」も嘘。実際はこの27年間で500~600回(自称)で、2100回は観ているという説もある。

・しかもソフトは購入せず、なぜかずっとレンタルで鑑賞している。

・ぼーっと観ているため、セリフやシーンなど細かいことはまったく覚えていない。

・「アポロ13」「ボディガード」も300~400回観ている。繰り返し観る理由は「そういう性格」だから。

■くまだまさしのYouTubeチャンネルを観てみよう! 映画.com編集部内でも「お笑い芸人のYouTubeで最も平和なコメント欄」などと話題です。チャンネル登録、したいだろ~?

・くまだまさしプロフィール:1973年7月26日生まれ、東京都出身。小道具を使ったハイテンションな“宴会芸”を得意とし、2000年代中頃に「エンタの神様」「爆笑レッドカーペット」などでブレイク。トム・クルーズにネタを披露し、「エクセレント」と言われたことがある。

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