出典元：IGN JAPAN

映画「ハリー・ポッター」シリーズのハグリッド役で知られる俳優兼コメディアンのロビー・コルトレーンが死去した。72歳だった。
BBCによると、コルトレーンの代理人であるベリンダ・ライトが、スコットランドのフォールカーク近郊にある病院で現地時間2022年10月14日に亡くなったことを発表したという。「コルトレーンはユニークな人で、世界中の子供たちだけでなく大人たちにも喜びを与えてくれた」とライトは述べている。

「ハリー・ポッター」画像・動画ギャラリー

「私個人にとっては、いつも誠実なクライアントでした。素晴らしい俳優であり、また非常に聡明で、とてもウィットに富んだ人なのです。40年にわたって彼の代理人を務めてきたことを誇りに思っているので寂しくなります」
「彼は、姉のアニー・レイ、息子のスペンサー、娘のアリス、そして2人の母親で元妻のローナ・ジェンメルを残してこの世を去りました。家族は、フォース・バレー・ロイヤル病院のスタッフのケアに感謝しています。こうした辛い時期ですので、ロビーの家族のプライバシーを尊重していただくようお願いいたします」
コルトレーン（本名はアンソニー・ロバート・マクミラン）は、1950年3月30日にスコットランドのラザーグレンで生まれ、ジャズサックス奏者のジョン・コルトレーンに敬意を表して「コルトレーン」の姓を名乗った。
1979年にテレビドラマ『Play for Today（原題）』に出演し、俳優としてのキャリアをスタート。その後、『フラッシュ・ゴードン』、『銀河伝説クルール』、『フロム・ヘル』、『オーシャンズ12』、『メリダと恐ろしの森』など多数の映画や番組に出演した。
また、『心理探偵フィッツ』では臨床心理学博士のエドワード・”フィッツ”・フィッツジェラルド役を演じ、その演技で英国アカデミー賞の3部門を受賞している。
なかでも特に有名なのは、「ハリー・ポッター」シリーズのルビウス・ハグリッド役と、「ジェームズ・ボンド」シリーズにおける『007／ゴールデンアイ』と『007／ワールド・イズ・ノット・イナフ』のヴァレンティン・ドミトロヴィッチ・ズコフスキー役だろう。
2006年には、演劇界への貢献が評価され、大英帝国勲章が授与されている。