WONK密着取材で迫る、未来的バーチャルライブの舞台裏(Rolling Stone Japan)

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出典元:Rolling Stone Japan

最新アルバム『EYES』が好評を博すも、COVID-19の影響でリリースツアーの延期を迫られたWONK。そこで4人はテクノロジーを駆使した、バンドではおそらく世界初のライブ表現に挑むことに。この画期的な試みはどんな未来をもたらすのか。生配信の当日、都内スタジオにて密着取材を行った。

【画像を見る】「『EYES』 SPECIAL 3DCG LIVE」写真ギャラリー(独占写真あり)

※本記事は2020年9月25日発売の「Rolling Stone Japan vol.12」の特集「音楽の未来」に掲載されたものです。

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「こんなに世界が進んでいるのに、自分たちがいかに狭い世界で生きているか、そして自分と異なる価値観を持ち、異なる生き方をしている人がどれだけたくさんいるか、僕らは忘れてしまっています。『自分と違うから』という理由で争いにつながってしまうことが多い今、自分と違った存在が自分の人生において何かしらの糧になるはずです」

これはWONKが8月22日に開催したオンラインライブ「『EYES』 SPECIAL 3DCG LIVE」において、長塚健斗(Vo)がライブ後半に行ったMCからの抜粋だが、この日のパフォーマンスは重厚なコンセプトアルバム『EYES』に込められた多様性のメッセージを、「現代におけるオンラインライブの可能性」を示しながら体現するようなものだったと言える。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、昨年までは想像すらしていなかった、SFのような現実が世界中に広がり、僕らの生活はニューノーマルを意識せざるを得ないものへと変わっていった。それは音楽業界にも大きな影響を及ぼし、とりわけライブのあり方は完全にリセットされ、現在もかつてのように観客を入れてライブをすることは容易ではなく、夏の風物詩となっていたロックフェスは軒並みキャンセルされ、多くのアーティストがオンラインライブを実施している。

そんな中で改めて見えてきたのは、「オンラインライブはリアルなライブの代替にはなり得ない」ということ。言うまでもないことではあるが、アーティストとオーディエンスが同じ空間を共有し、相互作用を生み出すというリアルなライブと同じ体験を、オンラインライブで生み出すことは不可能な話だ。だからこそ、さながらミュージックビデオのように世界観を作り込んだり、あるいはARのような最新のテクノロジーを用いた映像演出を取り入れることで、リアルのライブでは体験できない、別の価値を持ったライブをいかにして作り上げるかが現在のテーマとなっている。

特に注目を集めたのが、人気ゲーム『フォートナイト』のバーチャルイベントとして4月に行われたトラヴィス・スコットのライブで、同時接続したプレイヤー数は1230万人超を記録。8月には米津玄師が日本人では初めて同ゲーム内でのイベント「米津玄師 2020 Event / STRAY SHEEP in FORTNITE」を開催したことも大きな話題を呼び、オンラインにおける新たな表現の可能性を感じさせた。

それに対してWONKが打ち出したのは、『EYES』の世界観を表現したバーチャル空間で、アバター化したメンバーがパフォーマンスを行う3DCGライブ。「本ライブではステージとなる『EYES』の世界だけではなく、WONKのメンバー自身も3Dモデルとなり、現実世界では不可能な派手な演出を交えライブを行います」「リアルなライブの代替としてだけではなく、バーチャルだからこそ物理的制約から解放された、今までのライブではできない演出や体験が可能になる。そういったポジティブな捉え方ができる新しい配信ライブの形を作っていきたいと考えています」という井上幹(Ba)のコメントが出され、オフィシャルのYouTubeチャンネルでメイキング映像を公開するなどして、少しずつその全貌が見えてきた。バーチャルイベントという意味では『フォートナイト』でのイベントにも通じる部分がありつつ、あくまでWONKのライブのために作られた世界で、なおかつ、バンドが演奏を披露するというのは、世界的に見ても類を見ない試みだったと言っていい。

企画・演出を含むライブ制作に全面協力した株式会社Wright Flyer Live Entertainment(以下、WFLE)は、音楽系VTuberのプロデュースや、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」を運営する会社で、今回のWONKとのコラボレーションは、バーチャルライブ制作プラットフォーム「REALITY Live Stage」の第1弾として行われたもの。つまり、アーティストをアバター化し、モーションキャプチャー技術を利用してライブを行うという今回の試みは、VTuber技術の延長線上にある。僕らはつい「リアルとバーチャル」を対立軸で捉えてしまいがちだが、両者がそれぞれ相互作用を及ぼすことによって、持続可能なよりよい未来が見えてくる。その考え方はまさに「自分と違った存在が自分の人生において何かしらの糧になるはず」という『EYES』のコンセプトそのものだ。

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