全ての麻雀を愛する人へ 多井隆晴、復調の3勝目「もっと麻雀を頑張りたい」/麻雀・Mリーグ(AbemaTIMES)

出典元:多井隆晴

トップが決まる横移動を見ながら、何かを噛み締めるような顔つきを見せた。大和証券Mリーグ2019、11月15日2回戦で、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が今期3勝目を挙げた。1回戦が4着に終わり、瞬間的にチームは最下位となったが、2戦目に登場した多井はすぐさまトップを取りこれで7位浮上となった。

【映像】多井隆晴、渾身の勝利(第2試合)

 試合はU-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)が先行するも、多井は鉄壁のディフェンスで痛手は負わずじっとチャンスを待つ。東3局に1万2000点のツモアガリを決め上位争いに食い込むと、南3局はピンズの上目の景色が良いことに狙いを定めた、一気通貫・赤、技ありの2000点でライバルのチャンスを潰す。オーラスはタンヤオ・赤の勝負手が入るも、「三色同順の可能性がなくなったので、(自分の手牌の価値が落ちたとすれば)勝負しなくてもいいかと思って」と、放銃しないように手を進め、横移動でゲームセットを迎えた。

 インタビューでは「ここ最近、自分がチームを鼓舞することができなかった、メンタルが参っていた」と告白した。それでも試合を振り返る際には、他家の手牌構成をサラリと語りそれがズバリ的中しているなど、卓越した“読み”のスキルを改めて披露した。

 チームの低迷、若手3人を率いてのリーダーシップの難しさなど、赤裸々に語る多井にコメントでは「たかはる痩せた?」「多井も大変だな、いろいろと」と人気NO.1選手を気遣う声も多かった。

 それでもインタビューの最後には「いつも冗談で、麻雀が嫌いとか苦手とか言っちゃうんですけど、もっと麻雀頑張りたいと思いました。これからも応援してください」とファンへ復調をアピール。この試合を解説していたKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)は「さすがエースって感じですね、1回戦の4着を取り返した。」と窮地を救った活躍に、賛辞を送った。

 一挙手一投足に注目が集まるリーグ看板選手の多井は、常に結果も内容も問われる存在。万感の思いがこもったインタビューの中で、ここまでの苦労や、麻雀を打ちたくても打てない仲間を思い、感極まる場面もあった。麻雀を誰よりも愛するからこそ、麻雀牌にも好かれ、時には涙する。麻雀において“最強”を自ら名乗れるのは多井隆晴ただ一人、それを改めてファンに印象付けた試合となった。

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