出典元:アーバン ライフ メトロ
先頃、SNS上での「ネタバレ」投稿を巡って『キン肉マン』が論争になりました。
『キン肉マン』といえば、1979(昭和54)年から1987年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された作品です。当初はギャグ漫画でしたが、第28話から超人オリンピックが始まり、格闘漫画へ路線を変更。以降、敵味方の魅力的な超人が次々と登場し、人気を博しました。
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細かい設定や伏線などは考えず、それよりも読者を楽しませようという作品のスタンスは、作者のゆでたまごさんにちなんで「ゆで理論」と呼ばれるなど、漫画ファンの間では常識となっています。
連載の終了後もその人気は衰えず、1991(平成3)年に『キン肉マン キン肉星王位争奪編』がテレビアニメとして放映。そして1998年には、『週刊プレイボーイ』で前作の主人公であるキン肉マン(キン肉スグル)の息子・キン肉万太郎を主役にして、『キン肉マンII世』の連載が始まりました。
かつての人気作品の次世代について描く作品は、1990年代後半から一種のブームとなっていました。『リングにかけろ』の続編にあたる『リングにかけろ2』や『魁(さきがけ)!!男塾』の続編である『曉(あかつき)!!男塾 青年よ、大死を抱け』など例を挙げれば尽きません。
一方、『キン肉マン』は新たな展開が始まっていました。2010(平成22)年にジャンプ・コミックスで新刊37巻が発売。そして、2020年8月からついに『週刊プレイボーイ』で連載が始まったのです。
話数は317話から開始。つまりは『週刊少年ジャンプ』の続きです。子どもの頃に熱く読んだ作品をまた読めるなんて……と感動した大人たちも多かったことでしょう。