百戦錬磨のベテラン雀士も「オープニング曲を聴くだけで緊張した」近藤誠一が2年目でようやく体得したMリーグと付き合う術(AbemaTIMES)

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出典元:近藤誠一

今だから言えるが、去年はとにかく体がきつかった。56歳のMリーガー、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)は、昨年との違いについて開口一番、そんなことを語りだした。「去年は緊張する時間が長すぎて、かなり体にきていたんですよ。特にスタジオのある建物に入る瞬間から、ずっとですよ」。プロ雀士になって20年以上が経過し、しびれるようなタイトル戦も、注目を集める放送対局もこなしてきたベテランでさえ、いつもと違うものを感じ、体が強張り続けたMリーグ初年度。それだけこの舞台は、大きなプレッシャーが渦巻いている。

【映像】近藤誠一が脅威の手順でアガった役満・大三元

 2018シーズンの個人成績は堂々の21人中5位(+144.4)。チームは惜しくも6位に終わり、ファイナル進出を逃した。ただ、個人でそれだけの成績を残せれば、のびのび打てたのではと思われがちだが、まるで違う。緊張が体から抜けず、ずっと戦ってきたような半年間だった。「去年はずっと緊張していましたね。明らかに自分が出番のないとわかっている日でも。帰るまでずっと。下手したら、家でフェニックスの試合がない日の放送を見ても、オープニングの音楽が流れると緊張しちゃうんですよね」と、戦闘モードがオフにならない日が続いた。

 夜になっても目が冴えて眠れない、というわけでもない。睡眠不足にもなっていない。だから大丈夫だろう。そう思っていたが、体は正直だ。「意外というか、かなりいろんな疲労が蓄積してきて、結構しんどかったですね」と打ち明けた。メイク時間も含めれば、夕方には試合をするスタジオに入り、試合が長ければ、日付が変わるかどうかというタイミングで、スタジオを出る。その6~7時間、ずっと試合をしているレベルで緊張をしていれば、どんな選手にも負担が出る。密着VTRでは、大きな風呂に入ってリラックスするシーンも紹介されたが、Mリーグで受けるプレッシャーは、ひとっ風呂浴びた程度で汚れのように流れ落ちるものでもなかった。

 そして2年目。ようやくMリーグとの付き合い方を体得した。やっとスイッチをオフにできるようになった。「いろいろな工夫もできるようになりまして、ちゃんと抜くところは抜く、大事なところでちゃんとスイッチを入れる、メリハリがそれなりにできるようになりました」と、ホッとしたような表情で打ち明けた。

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