ミュージカル『僕とナターシャと白いロバ』日本版初演開幕!(チケットぴあ)

出典元:チケットぴあ

「やあ、君、今帰ったよ」──愛する人との別れから50年、年老いた女性ジャヤの目の前に現れたひとりの男性。彼は若きに深く愛した詩人ペクソク、その人だった。そこから始まる恋人たちの記憶を巡る旅をペクソクの詩を交えた美しい台詞と音楽で綴る韓国国内で高い評価を得た韓国創作ミュージカルの日本版初演となる。

ミュージカル『僕とナターシャと白いロバ』

オフホワイトの三つ揃えに身を包み、知性と洗練された香りが漂うペクソクにはHoney L Daysでボーカルを務め、本作がミュージカル初主演となる東山光明。“貧しき詩人”は、東山のもつチャーミングな魅力で素朴な愛おしさを放つ。柔らかなナンバーコミカルなナンバー、さらにおしゃれなショーナンバーまで、確かな実力で大役を務め上げる。

50年の時を隔てた、若き日と現代のジャヤを行き来するという難役を演じるのは、宝塚歌劇団出身のAKANE LIVと月影瞳(Wキャスト)。AKANE LIVの丸みを帯びたあたたかな声質は包容力を、月影の儚げな佇まいは内に秘めた強さを感じさせる。タイプの異なる二人のジャヤが放つ愛を受け、ペクソクがどう変化するかも楽しみのひとつだ。

二人の恋物語に登場する数多のキャラクターを演じるマルチマンにはミュージカル初挑戦の伊藤裕一。ペクソクの親友で恋のキューピットとなる男、二人の交際を反対する父親、冷酷な借金取り、そしてペクソクの詩の朗読も担う。トリッキーな存在に終始しがちなポジションだが、物語との距離感の取り方を絶妙に変化させることで見事に成立させている。

日本版初演の脚本・演出を手掛けるのは、繊細で美しい世界を立ち上げる名手・荻田浩一。また、作品の色を担う音楽、振付には福井小百合、港ゆりかという荻田作品ではおなじみのクリエイターが並ぶ。

感染防止対策として客席間はパーテーションが施され距離が保たれた状態。また、舞台と客席の間にはビニールシートが配され、観客はビニールシート越しに舞台を見ることになるのだが、まるで夢と現の境界線のように新たなる効果を生み出している点に唸った。光のマジックでふとした瞬間にクリアな視界となり、登場人物が目の前に現れるような驚きも。

本作タイトルは、ジャヤへの溢れんばかりの愛が込められたペクソクの代表的な詩だ。「しんしんと降る雪の情景」が美しく描写されている、この一編の詩の世界が眼前に現れるようなラストシーンは秀逸。彼女が「共に生きた」ペクソクと彼の詩の物語が美しく儚く描かれるミュージカル『僕とナターシャと白いロバ』は東京・浅草九劇にて2/28(日)まで上演中。

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