ナチス迫害を逃れ、貧困や差別に負けず前を向く少女 「ヒトラーに盗られたうさぎ」予告編(映画.com)

出典元:映画.com

「おちゃのじかんにきたとら」などで知られる世界的絵本作家ジュディス・カーの過酷な少女時代を描く「ヒトラーに盗られたうさぎ」の予告編がお披露目された。映像には、ナチスの迫害を逃れるため故郷ドイツを出国した家族が、貧困や差別にも負けず、前向きに生きようとするさまを活写。女優でタレントの三田寛子が、映画予告のナレーションに初挑戦している。

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 シンプルで味わいのあるイラストが世界中で人気を集め、惜しまれながらも、2019年5月に95歳で亡くなったカー。「名もなきアフリカの地で」で第75回アカデミー賞の外国語映画賞を獲得したカロリーヌ・リンク監督が、カーの自伝的小説「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ」につづられた知られざる物語を映画化した。

 予告編は、第2次世界大戦前のドイツで、無邪気にヒトラーのものまねをするアンナの姿から始まる。「ユダヤ人との闘いとはすなわち排除だ!」と、まるで他人事のように振る舞う妹を、兄マックスは「僕らはユダヤ人だろ?」と呆れながらたしなめる。しかし、母から家族ぐるみの亡命計画を知らされ、ふたりの幸福な子ども時代は終わりを告げる――。選挙でのヒトラー勝利が現実味を帯び、痛烈な批判を展開していた辛口演劇批評家の父は、身の危険を感じていたのだった。アンナは大切にしていた“ももいろうさぎのぬいぐるみ”を残し、わずかな荷物だけをもって家を出る。

 ドイツでの恵まれた日々から一転、スイス、フランス、イギリスへと渡った家族に待ち受ける過酷な逃亡生活の様子も垣間見える。国を渡るたびに言葉も友達も変わり、経済的にも精神的にも辛い状況の中で、明るい絵を描けなくなってしまったアンナ。しかし、優しい父の言葉や家族の愛情に勇気づけられ、「なくしたって平気、新しいものを見つけるから」と呟き、強く成長していく姿がみずみずしく映し出されている。

 3人の子どもを持つ母親でもある三田が、ナレーションを担当。「母親の明るく強く家族を支える姿と、平和な日常の暮らしが奪われても、例えゼロからの出発になろうとも、希望を持ち続け、無くしても再び見つけ出せると信じる事の大切さを、10歳の少女が時代を超えて教えてくれました」と、感想を明かした。

 1000人の中から見出された新人リーバ・クリマロフスキがアンナを演じたほか、オリバー・マスッチ、カーラ・ジュリ、ユストゥス・フォン・ドーナニー、マリヌス・ホーマンが共演。「ヒトラーに盗られたうさぎ」は、11月から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。

(C)2019SOMMERHAUS FLIMPRODAKTION GMBH/LA SIALA ENTERTAINMENT
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