「21ブリッジ」現役&元警察官の出演でリアルさを追求 監督が明かす舞台裏(映画.com)

出典元:映画.com

「ブラックパンサー」のチャドウィック・ボーズマンさんが主演・製作を務めたクライムアクションの「21ブリッジ」が、4月9日から公開される。メガホンをとったブライアン・カーク監督が、過酷な夜間撮影や、大腸がんのため昨年亡くなったボーズマンさんとの思い出を語った。

【動画】「21ブリッジ」予告映像

 「アベンジャーズ エンドゲーム」(19)など多くのヒット作を手がけるルッソ兄弟(ジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソ)が製作を務めるクライムアクション。8人の警官を殺した強盗犯を追跡するため、アンドレ刑事(ボーズマンさん)はマンハッタン島に架かる21の橋を全て封鎖して犯人を追い詰めていくが、表向きの事件とはまったく別の陰謀があることを悟る。

 ニューヨーク市の全面協力を得て、実際に夜間のマンハッタンで封鎖シーンを撮影した。カーク監督は「島が侵攻される感覚を作らなければいけなかった。大胆なアイデアだし、作品のスケールも表現しないといけないので、関わったみんなにとってもタフなことだったと思います。夜間撮影を8週間行ったので、肉体的なスタミナもかなり必要としました」と振り返り、「作品には素晴らしいアドバイザーがたくさんついてくれたのですが、みんな元ニューヨーク警察の方でした。多くの方が実際に本作に出演をしています。劇中に登場する警察のほとんどが現役、あるいは元警察官の方なので、リアルさをもたらすことができました」とこだわりを語る。

 製作のルッソ兄弟とは、シドニー・ルメット監督作品やフレンチコネクションなどを参考にしたいと話していたといい、カーク監督は「最近の作品ではマイケル・マンの『ヒート』や『コラテラル』など、ニューヨークが舞台ではないけれど、同じようなテイストの作品としてイメージしていました。観客がキャラクターと一緒にストーリーを体験できるような作品を作りたいと思っていた。この作品では、ものすごく革新的なアプローチをしたとは思っていません。それよりも、子どもの頃に映画を作りたいと思わせてくれたような作品を作る機会だったので、どうしたらそのような作品を新しいものにできるか考えました。新しさで鍵となったのが、チャドウィックのキャスティングでした」と明かし、ボーズマンさんの役作りについて説明する。

 「チャドウィックのアプローチは2つありました。まず、警察のカルチャーに身を浸すこと、もう一つはキャラクターの感情の道のりを考える作業です。チャドウィックが演じたのは、過去に人を撃ったことがある男なので、銃の扱いに時間をかけて、腕を上げた状態で参加してくれました。さらに、実際にニューヨーク警察と多くの時間を過ごして、彼らの持つ仲間意識、家族的感覚も身に着けていました」

 ボーズマンさんとの撮影で一番印象に残っていることは「笑顔」だといい、最後に人柄が伝わるエピソードを話してくれた。

 「チャドウィックのすべてが笑顔で表現されていたんじゃないかと思います。存在感があって、懐が深くて。なぜ彼にオファーをしたかというと、一人の人間としても役者としても、演じるキャラクターに尊厳と知性と高潔さを沁み込ませることができる人だったからです。すべてのことに真剣に向き合って、この役についてディテールを含めてリサーチをしてくれて、毎日笑顔で現場にやって来てくれた。僕らは知らなかったけれど、そのときも彼は病気と闘っていた。そんななか毎日笑顔で現場に来てくれたことが、チャドウィックという人物がどんな人かを知らせてくれると思います。僕にとっての彼の笑顔は、勇気と寛大さを形にしたものだった。とてもとても勇敢な人でした」

 「21ブリッジ」は4月9日から公開。

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