「女性だから苦しんでいるという描き方は安易だと思った」“見えない壁”に立ち向かう「野球少女」監督が語る(映画.com)

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出典元:映画.com

Netflixの韓国ドラマ「梨泰院クラス」でブレイクしたイ・ジュヨンが主演する映画「野球少女」が、3月5日に日本公開を迎える。韓国では、第24回釜山国際映画祭での上映を経て、2020年6月に公開。コロナ禍にもかかわらず、多くの人々が劇場に駆けつけ、SNSへ“熱い感想”を投じていた。

【フォトギャラリー】「野球少女」場面写真&メイキングカット

 主人公は、最高球速134キロの速球とボールの回転力が強みの天才野球少女チュ・スイン(イ・ジュヨン)。高校卒業後はプロ球団で野球を続けることを夢見て、誰よりも練習を重ねてきた。しかし、女子という理由でトライアウト(プロテスト)も受けられない。おまけに友人、家族からも反対される。そんな時、プロを目指し夢破れた新任コーチのチェ・ジンテ(イ・ジュニョク)が赴任し、彼女の人生に大きな変化が訪れる。

 プロ野球選手になる夢を叶えるため「見えない壁」に立ち向かう――スインには、モデルとなった人物がいる。97年、韓国で女性として初めて高校の野球部に所属し、韓国プロ野球(KBO)が主催する公式試合で先発登板を果たしたアン・ヒャンミ選手だ。イ・ジュヨンは、“開拓者”となったヒャンミ選手の努力、葛藤に迫るべく、約40日間の訓練に臨み、劇中全ての野球のシーンを自ら演じてみせた。

 監督を務めたのは、16年に韓国映画芸術アカデミーを卒業したチェ・ユンテ。長編映画デビューとなった本作に、どのような思いを込め、完成へと導いたのか。リモートインタビューに応じたチェ・ユンテ監督に話を聞いた。

――企画のきっかけは“奥様の体験”とお聞きしています。それは「リトルリーグのチームに所属する女子生徒のインタビューを見て、不愉快な気持ちになった。会話の中では彼女のことを『天才野球少女』と持ち上げておきながら、『女子が野球をするのか?』という視点が露骨に現れていたから」というもの。その後、2017年のNBAドラフトの視聴を経て、シナリオ執筆に着手されています。初稿では「女性の人権に焦点を当てた物語」だったそうですが、より普遍的なテーマへと広げていったそうですね。物語は、どのような部分が変化していったのでしょうか?

 シナリオを書き進めながら、チュ・スインは“女性だから苦しんでいる”という描き方は安易だと思うようになりました。単に“女性だから苦しんでいる”という描き方をすると、頑張っているチュ・スインの気持ちに、誰も共感できないと気づいたのです。大勢の観客がチュ・スインの気持ちを理解し、共感するためには、女性だからという描き方ではなく、チュ・スインを自分の限界と闘う人物にしなければいけないと思いました。

――シナリオのリサーチのため、多くの人々にインタビューを行ったそうですね。そのなかで判明したのは「現実にも大勢のチュ・スインが存在する」ということ。どのようなエピソードを聞きましたか?

 女子野球の国家代表チームの選手にインタビューをしたのですが、皆さん「野球をするのは幸せだ」と口々に言っていました。それ以前にインタビューをした男性選手の皆さんは「野球はとても大変で、いつも自分の限界を感じる。だから、グラウンドに行くのが辛い」と言っていました。つまり、女子野球の選手の話と真逆だったのです。インタビューをしていた当時、その違いが私にはとても大きな衝撃となって胸に迫り、女子野球選手が持っているエネルギーが、とても新鮮でポジティブに感じることができたんです。

――イ・ジュヨンさんとのタッグはいかがでしたか? どのような役者だと感じましたか?

 強い信念と自分自身への確信を持っている役者だと思います。カメラの前でどんなふうに動いたら、どんなイメージで映るのかを一番よく知っている役者でもあります。私たちには予算がなかったので、1日に撮影しなければならない分量が膨大でした。そのため、エピソードと呼べるようなものがありません。撮影した記憶しかないからです。普通は撮影現場で合間に私的な話をするものですが、私たちは時間がなさすぎて、私的な話も全くできませんでした。ひたすら撮影をしていた記憶だけです。

 でも、撮影が終わった後のエピソードはありますね。「野球少女」は釜山国際映画祭で初めて上映されましたが、映画祭が始まるまでは、“本当に映画祭に行けるかどうか”について、イ・ジュヨンさんと何度も話しました。釜山国際映画祭に出品はしましたが、必ず上映されるとは限らないからです。イ・ジュヨンさんは「映画祭でぜひ上映してほしい。私たちも映画祭に行きたい」と言いましたが、私は「それは、私の力で決められるものではない」と言ったのを覚えています。

――韓国公開時にはどのような反響がありましたか?

 作品を応援してくれる観客もいましたが、かなり否定的だった観客も20%くらいはいました。一番嬉しかったのは「チュ・スインが現実に存在したらいいのに」という意見。一番、印象に残っています。演出者として最も嬉しい一言でした。

――今後の展望についてお聞かせください。

 現在は、次回作を準備中です。「ミッドナイト・ランナー」(キム・ジュファン監督)、「ユ・ヨルの音楽アルバム」(チョン・ジウ監督)などを手掛けた製作会社とタッグを組んで撮る予定になっています。

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